骨粗鬆症の治療薬と歯科治療🦷💊
- 2023年1月23日
- 予防・虫歯
こんにちは✨
瀬戸市の瀬戸歯科です🦷✨
骨粗鬆症の治療のためにお薬を飲まれていたり定期的に注射💉をされている方は歯科医院での外科処置の際に副作用が出る可能性があります。
そのため必ず治療の担当の先生にお伝えください。
❓骨粗鬆症のお薬と歯科治療の関係
骨粗鬆症ではビスフォスフォネート製剤(BP製剤)や抗RANKLモノクローナル抗体(デノスマブ)と言われる骨を強くするためのお薬が治療薬として用いられております。
これらのお薬を一定期間より長く服用されている方は抜歯等の外科処置をした際に顎骨壊死や炎症がひどくなるといった副作用が報告されております。
❓骨吸収抑制薬関連顎骨壊死(MRONJ)について
骨吸収抑制薬関連顎骨壊死(MRONJ)とは、骨粗鬆症の治療薬によって顎の骨の細菌感染が起こり腐ってしまう病気です。
お口の中から骨が見えて強い痛みが出たり、歯が抜けてしまったりといった症状が出ます。
❓なぜ副作用が起こるのか
ビスフォスフォネート製剤(BP製剤)などの骨吸収薬は骨の代謝を抑えて骨からカルシウムが出ていくことを防ぐことで骨が減らないようにします。
しかし、同時に新しい骨や歯ぐきが作られる機能も抑えられてしまうためそこから細菌が感染してしまうと傷が治りにくくなってしまい、骨が腐るなどの副作用が起こってしまいます。
外科処置は侵襲性が高く、歯茎への傷を与えるためそこから細菌感染を起こす可能性があります。
そのため外科処置が必要な場合は、一時的にお薬をお休みしていただくか他のお薬に切り替えていただく必要がありますので必ず担当の医師にご相談ください。
これから骨粗鬆症の治療が必要となる方は先に歯科いいんで治療が必要ないかどうか確認していただくことをお勧めいたします。
❓副作用が起こらないようにするには
顎骨壊死の副作用の一番の原因は細菌感染です。
そのため、お口の中を清潔に保っておくことが何よりも大切です。
一度顎骨壊死が起こってしまうと胃t量に長い期間がかかり、外科手術を行う必要が出てくることもあります。
抜歯以外にもむし歯や歯周病による顎骨への歯性感染なども考えられるため、定期的に歯科検診を受けることをお勧めします。
💡副作用が報告されているお薬の種類
骨粗鬆症の治療薬の中でも顎骨壊死・顎骨の炎症などの副作用が報告されているのはいつのお薬です。
飲み薬だけでなく、注射によるお薬もあります。
骨粗鬆症はお薬での治療によって骨折のリスクが約50%減少すると言われています。
お薬の服用状況はご自身の判断ではなく必ず担当の医師にご確認ください。
瀬戸歯科では骨粗鬆症のお薬を飲まれている方の外科処置を行う際は、担当医師と連携をとり適切な対応を行なっております。
安心して歯科治療を受けていただけるようにしておりますのでいつでもお気軽にご連絡ください。