瀬戸歯科|瀬戸市の矯正歯科・小児歯科・インプラント

ヘッダー画像

親知らず(抜歯)

瀬戸歯科|瀬戸市の矯正歯科・小児歯科・インプラント

診療時間:月火木金曜は9時30分~13時・15時~19時、土曜は9時30分~13時、14時~17時30分まで、休診日:水日祝

親知らずとは

親知らずとは

親知らずは顎(あご)の一番奥に生える歯で永久歯のなかで最後に発育します。
正式には第3大臼歯(だいさんだいきゅうし)といいますが、成人になって知恵がついて生えることから「智歯(ちし)」とも呼ばれています。
また、親の手を離れ、親の知らぬ間に生えてくることが名前の由来といわれています。

「親知らず」には親知らずの有無や生え方に個人差があります。
はじめからない方や上下左右の4本が揃っていない方、また、まっすぐに生えてくる方もいれば、横や斜めに生えたり、埋まったままだったりする方もいます。
他の歯と同じように正常に生え、しっかり噛み合っている場合はとくに問題はありませんが、悪影響をもたらすような生え方の場合は、抜歯を検討する必要があります。

親知らずが引き起こすトラブル

親知らずのトラブルは顎の大きさと関係性があります。
現代人の顎の骨は昔と比べ小さくなってきていますが、歯の大きさはあまり変わっていません。そのため、さまざまなトラブルが発生します。

歯周病のリスク

他の歯の手前に位置するため口腔内の清掃が難しくなります。
その結果、細菌や食物のカスがたまりやすくなり歯周病のリスクが高まる場合があります。

痛みや腫れ

親知らずが正常な位置に生えず歯茎に圧力をかけることがあるため、痛みや腫れが生じることがあります。また、周囲の組織に炎症が起こることもあります。

周囲の歯への悪影響

親知らずが周囲の歯に圧力をかけることで、他の歯の歯列や噛み合わせに問題を引き起こすことがあります。

顎関節症の原因になるリスク

親知らずによってかみ合わせが悪くなると咀嚼時に左右の顎がバランス良く使われないため片方の顎に負担がかかり、顎関節症を引き起してしまうことがあります。

親知らずの痛みの原因について

親知らずの痛みは生えてくるときに歯肉が他の歯によって傷つけられたり、細菌に感染し炎症を起こしたりすることによって生じます。
親知らずは歯肉が部分的に被ることで不潔になり、炎症が起こりやすくなります。
この歯肉の炎症を智歯周囲炎(ちししゅういえん)といい、20歳前後の方によく見られる症状です。
口が開けられなくなったり、痛みとともに熱が出たりすることもあります。
親知らずが仕事や勉強の追い込み時に痛むことが多いのは、疲れやストレスなどで身体の抵抗力が落ちたときに炎症が起こりやすいためです。
また、妊娠によるホルモンバランスの変化で、痛みが出ることもあります。
そのため妊娠前の女性には親知らずの抜歯をおすすめしています。
妊娠中の抜歯は、検査や治療で使用するレントゲンや痛み止め、抗生物質などが、おなかの赤ちゃんに悪い影響を与える可能性があるからです。

抜歯がすすめられる親知らず

親知らず

親知らずが完全に顎の骨の中に埋まっていて症状がない場合や、痛みもなく周りの歯や歯列に影響がない場合は抜歯の必要はありませんが、明らかに悪影響が出ている場合は抜歯をおすすめします。
抜歯がすすめられるケースには、主に以下のようなものがあります。

抜歯がすすめられるケース

  • 歯ぐき(歯肉)の腫れや痛みを繰り返している
  • 「親知らず」自体、または手前の歯がむし歯や歯肉炎を起こしている
  • かみ合う歯がなく、周りの歯ぐきを噛んで組織に悪影響を与えている
  • 「親知らず」が顎関節症など他の病気の原因になっている
  • 正常に親知らずが出てきていても、きちんとブラッシングが出来ない
  • 頻繁に食べ物がつまる
  • 手前の歯のむし歯や歯肉炎のリスクを高めそうなとき
  • 手前の歯を強く押して歯並びやかみ合わせに悪影響を与えそうなとき

必ずしも抜歯をしなくて良いケース

  • 顎の骨の中に完全に埋まっていて、歯が生える力がなくなっている
  • 上下とも他の歯と同じように正常に生え、歯並びやかみ合わせも問題がない
  • とくに腫れや痛みがない
  • 奥歯として機能している
  • 将来的に移植治療(自家歯牙移植)などに利用できそうな場合

「親知らずの抜歯」は、詳しい診察が必要となります。お悩みの際はお気軽に受診ください。

抜歯は周囲の神経や血管の確認が必須

親知らずの抜歯を行う際に重要なことは、状態を正確に把握するということです。
抜歯時に神経に触れたり、太い血管を傷つけたりしないために、親知らずの周囲の確認が必須となります。
歯科用CTを活用することで、親知らずの部位を立体的に把握でき、神経や血管の位置を考慮しながら治療を進めることが可能です。
埋まっている親知らずでも、必要以上に歯ぐきを切開したり、顎の骨を削ったりせずに抜歯ができます。

抜歯中の痛みについて

抜歯は、麻酔を十分効かせて行いますので、抜歯中に痛みを感じることはほとんどありません。まず、表面麻酔をしっかり効かせてから注射の麻酔を行います。
万一、抜歯中に痛みがある場合は、麻酔を追加し痛みがない状態にします。
痛みがあるうちは抜歯をしませんのでご安心ください。

親知らずの抜歯の流れ

1

カウンセリング

病歴・持病、ご要望、歯の状態を確認させていただき、治療の流れなどを説明いたします。

2

神経や血管の位置を歯科用CTで確認

まずは歯科用CTで、神経や血管の位置、親知らずの根を立体的に確認します。
事前に「親知らず」の状態を詳細に把握することで、安全性を十分確保して抜歯を行います。

3

抜歯準備

炎症が起きている場合は麻酔が効きにくいため、抗生物質を服用していただき炎症を抑えます。また、細菌を減らす目的で、口内を掃除します。

4

表面麻酔と注射麻酔で痛みを抑える

表面麻酔を行い注射の痛みを感じなくさせたのちに、注射麻酔を行います。
これにより麻酔の痛みを最小限に抑えます。親知らずに歯茎が被っている場合、歯茎を切開して親知らずの頭を出します。

5

親知らずを抜歯する

歯と歯槽骨(しそうこつ)の間には歯根膜(しこんまく)と呼ばれるクッションのような膜があり、そこから、専用の器具を使用して親知らずを引き離します(抜歯)。
横向きや斜めに生えている親知らずは、いくつかに分割して取り除きます。
奥に埋まっている場合は、周囲の骨を削ることもあります。

6

抗生剤と止血剤を填入して縫合

抜いてできた穴の部分が、早く塞がるようにかさぶたの形成を促します。
穴は抗生剤と止血剤を填入して縫合します。
また、ガーゼを強く噛んでいただくことで圧迫止血を行い、痛みや腫れを最小限に抑えます。

7

翌日の消毒

抜歯の翌日は、出血・細菌感染などの確認と消毒を行います。
状態によって薬を調整します。

8

1週間後に抜糸

抜歯後1週間ほど経過すると傷口が塞がってきますので、確認して問題がなければ抜糸をします。
その後、3~4週間で傷口は完全に塞がり、骨は3~6カ月程度で回復します。
※この期間には個人差があります

親知らず抜歯後の注意点

抜歯後、2~3日は安静にしましょう

術後2~3日は腫れや痛みがあります。また、かさぶたになるまでは出血しやすい状態になります。
アルコールや運動、長時間の入浴など血行が良くなるようなことは避け、安静にしましょう。
血が止まらない場合は、清潔なガーゼやティシュなどを丸めて穴の上に置き、しっかり噛むことで圧迫止血をします。
抜歯当日は少量の血が付着する程度は正常です。

抜歯の穴の内部は触らないようにしてください

抜いた穴の中にできるゼリー状のかさぶたを、口に水を含み転がすなどして洗い流さないようにしてください。
かさぶたを汚物と思って剥がしてしまうと、治癒期間が延びたり、傷口が細菌に感染したりすることがあります。

腫れた時には軽く冷やす

下顎の「親知らず」を抜いた時に起こりやすいのが「腫れ」です。
この腫れは軽く冷やすことで引くことがあります。頬の外側から冷却ジェルシートを貼ることも効果的です。

1週間以上痛みが継続するときは注意が必要です

かさぶたが綺麗に出来なかったり剥がれたりした場合は、抜いた穴がなかなか塞がらず、骨の一部分が外から見えることがあります。
この状態をドライソケット(治癒不全)といい、痛み止めを飲まないと耐えられない痛みが、1週間以上続くことがあります。
目安として2週間経過しても痛みの状態が改善されなければドライソケットの可能性が高いので、受診してください。