顎関節症はこんな病気😃
- 2022年12月24日
- 口腔外科
こんにちは✨
瀬戸市の瀬戸歯科です🦷✨
本日は顎関節症についてお話していきます。
顎関節症とは
”口を開けたときに耳の横が痛む”、”口が開かない”、”カクカク音が鳴る”
といった症状が出る顎の病気です。
これらの症状は顎の関節を構成している骨や筋肉、関節円板、靭帯などの異常によって生じます。
タイプ別に、、、
☝️Ⅰ型:筋肉の異常
☝️Ⅱ型:関節靭帯の異常
☝️Ⅲ型:関節円板の異常
☝️Ⅳ型:骨の異常
☝️Ⅴ型:上記に当てはまらないもの
があり、タイプによって治療法が異なります。
タイプ別の特徴と治療方針をまとめていきます。
Ⅰ型
主に顎の筋肉(咬筋・側頭筋など)が疲れている状態、いわゆる”筋肉痛”の状態に近いです。
咬筋は、頬・側頭筋はこめかみに痛みを生じるので頭痛が共に起こる患者様もみえます。
これは筋マッサージや顎を安静にすることで治療します。
Ⅱ型
関節靭帯の異常で簡単に言うと”顎の捻挫”の状態に近いです。
無理に口を開けすぎたり、硬いものを食べたり、歯軋りや食いしばりでも生じます。
顎関節は耳の横にあるため耳の痛みと勘違いしやすく耳鼻咽喉科を受診される患者様もみえいます。
硬いものを避けたり、大きいものは小さくカットして食べやすく工夫をして大きく口を開けないようにするなど可能な限り顎を安静にしていただくことで治療します。
Ⅲ型
関節円板の異常です。
関節円板は上顎と下顎の間に存在するクッションのような役割をしてくれる組織です。
関節円板の位置がずれているかたは”カクカク”とか”ポキポキ”といった関節雑音を伴います。
症状が関節雑音のみの場合は治療の必要はありません。
しかし関節雑音に加えて開口障害が出現すると一般的にはマウスピース治療を行いますが効果が不十分な場合には口腔外科や大学病院などでより専門的な治療を行うことがあります。
Ⅳ型
関節を構成する下顎骨の関節突起の変形によるものです。
このタイプおかたは症状だけでは診断することが難しく、顎関節症で来院された患者様の診断はレントゲンを撮影して骨の変形がないか調べるところからスタートします。
治療法としては痛みなく口が十分に開くことを目標にマウスピース治療や開口訓練を行います。
顎関節症のゴールは、痛みなくお口を開けたり閉じたりすることが可能で美味しく食事を摂ることができる!です🦷
カクカク音が鳴るだけの症状の場合は積極的な治療は必要ないとされています。
このように顎関節症と言ってもさまざまな種類があります。
顎関節症が噛み合わせの異常や顎の痛みの原因がそもそも親知らずや他の歯が原因だったりすることもありますので
お悩みの方は一度お気軽にご相談ください。
ご連絡お待ちしております。