親知らずは顎(あご)の一番奥に生える歯で永久歯のなかで最後に発育します。
正式には第3大臼歯(だいさんだいきゅうし)といいますが、成人になって知恵がついて生えることから「智歯(ちし)」とも呼ばれています。
また、親の手を離れ、親の知らぬ間に生えてくることが名前の由来といわれています。
「親知らず」には親知らずの有無や生え方に個人差があります。
はじめからない方や上下左右の4本が揃っていない方、また、まっすぐに生えてくる方もいれば、横や斜めに生えたり、埋まったままだったりする方もいます。
他の歯と同じように正常に生え、しっかり噛み合っている場合はとくに問題はありませんが、悪影響をもたらすような生え方の場合は、抜歯を検討する必要があります。