お子さんの歯医者👄
- 2023年2月4日
- 小児歯科・マタニティ
こんにちは✨
瀬戸市の瀬戸歯科です🦷✨
まだ小さなお子さんと一緒に歯医者へ見える患者様が増えております。
それは昨今、メディアやSNSでもお子さんの歯並びについてや歯科医院への通院についてお話されているからだと思います。
本日はそんな親御様からよくいただく質問についてQ&A方式でお答えしていきたいと思います。
Q指しゃぶりはさせてもいいの?
これはよく聞かれます🦻
生後1〜2ヶ月から指しゃぶり、生後3〜4ヶ月からおもちゃやタオルなどを舐めるようになります。
4、5ヶ月でほとんどの乳児でこういった行為が見られるようになりますが。これは口への刺激を増やして手と口の協調運動を促進して吸啜反射を行うことで哺乳反射を消して離乳食へ移行する準備を作るので原子反射が消えて離乳食が軌道にのるまではむしろ積極的にさせてください!☝️
手や唇は人の体の中でも最も触覚神経密度が高いので脳のシナプスのネットワークの発達に極めて有効です😊
原子反射が消えて離乳食が円滑に行われるようになった後も指だこができる程週間的に行う場合はおしゃぶりの使用の方が有効かと思われます。
Q舌小帯が短いと言われた場合どうすればいいの?
様々な診断法が存在しますがもっとも一般的とされるものはありません。
正常な舌運動の基準として、、、
1.舌尖が陥没することなく口腔の外に出すことができる
2.舌尖で容易に上下の口唇を舐めることができる
3.舌挙上時に下顎前歯舌側組織が白くならない
4.舌尖で容易に上顎前歯に触れることができる
5.正常な嚥下動作である
6.下顎中切歯に正中離開がない
7.舌の下面に擦過傷がない
8.哺乳時に母親の乳首を安定して保持できる
9.舌の運動制限による発音障害がない
(文献より引用)
が挙げられます。
診断基準を基に舌小帯短縮症と診断された場合、乳児においては哺乳障害や母親の哺乳時の乳頭痛を引き起こします。
年齢とともに「ら、た、さ」行の発音障害を生じ、特に6歳くらいまでにラ行の構音が完成するのでそれまでに舌小帯の切除を行うのが望まれます。
また口蓋に舌が届かないことで口呼吸を生じ、OSA(睡眠時閉塞性呼吸障害)の原因となり血中酸素飽和濃度の減少を起こしADHD様の症状や発音障害を起こす原因になります。
そのため、新生児期より「舌小帯短縮症が見られ哺乳障害、発音障害がある場合は、切除、軽度の場合は経過観察」とされています。
本日は指しゃぶりと舌小帯短縮症についてお話いたしました。
指しゃぶりでお悩みの方や舌小帯が短いと言われた経験がある方、短いんじゃないかと悩まれている方、一度瀬戸歯科でご相談ください。
お気軽にご連絡ください。ご来院お待ちしております。